華村灰太郎カルテットの初作品「LIVE!」CDが本日発売

投稿者: | 2020年4月2日

華村灰太郎 つの犬 今福知己 高岡大祐による奇跡のロックバンド、今ここに見参!

華村灰太郎カルテット – LIVE! CD


フォークギター、エレキベース、ドラム、チューバによる異形の4人組ロックバンド、初作品となる「華村灰太郎カルテット – LIVE!」ライヴ盤CDが登場!


フォークギターをマルチエフェクトペダルで荒っぽく、エレキギター的アプローチで掻き鳴すシンガーソングライター 華村灰太郎。独創的な変拍子ギターリフに代表される、自身のフォーク&ロックな楽曲はどれもキャッチーで、シンガロングもウェルカムな名曲がズラリ。本能の赴くままギターを搔き鳴らしシャウトするため、リスナーはおろかメンバーや当の本人までも着地点が見えずハチャメチャで粗削りなSSW。これがなぜだか、やたらとカッコいいんです(褒め言葉のつもり)。

この灰太郎がリーダーの4人編成グループが、この華村灰太郎カルテット。フォークギター、エレキベース、ドラム、そしてチューバという一風変わった組み合わせですが、揺れ動く灰太郎のパフォーマンスを凄腕3人衆(今福知己b つの犬ds 高岡大祐tuba)が煽ったりそっと寄り添ったりしつつ、インプロヴィゼーションで事も無げに包み込むのを目の当たりにすると、この編成は必然とも言える強固なラインナップ(そういえば個人的にも、近年短期間で一番ライヴに出向いたバンドだったりします)

そんな彼らがライヴレコーディングと銘打って、茨木ジャックライオンと西荻窪CLOP CLOPでおこなった衝撃の二夜。そんな中、盛り上がりまくる客席に煽られ、「録音してる?そんなん知ったこっちゃない」と言わんばかりに、勢いでシールドが抜けたまんまステージから客席へ乱入する某メンバー。その流れに乗っかり、続いて客席へ乱入する某メンバー2人、、、スタッフとしてその場に居合わせた者としては「あ、、、」と開いた口が塞がらず。やけくそになって「もーどーでもいいや!」と思ったそのライヴ録音が、まさか本当にライヴ盤CDとしてパッケージ化されるなんてね。

こんなバンドがメジャーレーベルにいたら本当に面白いのになぁ、、、なんて高望み?この時代に存在し、その場に立ち会えるのが奇跡と思えるロックバンド、それがこの華村灰太郎カルテット!

華村灰太郎カルテット – LIVE! CD 裏ジャケット
  1. テキーラに捧げるGのリフレイン 1:11
  2. ノーブレーキ 4:38
  3. じたばたとぶぜ空 6:15
  4. 扇風機のブルース 3:25
  5. 震源地まで 6:15
  6. トーキングブルース・ビスケット 5:29
  7. ドゥク ドゥク ドゥク 4:05
  8. ザリガニ 4:10
  9. キャシャ(ダンスダンスダンス) 7:04
  10. -6℃の天国 8:09

Recorded Live at Jack Lion, Ibaraki on November 11th, 2019; Clop Clop, Tokyo on August 31st, 2019.

華村灰太郎カルテット – LIVE!」ライヴCDはリンク先で全国通販をおこなっているほか、メンバー各人も手持ち在庫あるので直接の購入も可能です。どうぞご利用くださいね♪

メンバーを筆頭に、華村灰太郎カルテット初作品リリースにコメントを寄せていただきました(敬称略。新たに寄せていただいたものは、随時追加していきます。2020/06/09 更新)
 

 

【シンガーソングライター 夢野カブ 談】

 
【低い天井をぼんやり見つめながら灰太郎カルテットのLIVEを聴く。】
 
灰太郎の歌はいつだって雑音や雑念を『ロック』にしてしまう。
 
この合奏は僕の嫌いな『奇跡』や『運命』をいともたやすく笑い飛ばす。
 
そしてもう2度と聞けないかもしれないっていう『刹那』を充満させて僕を不安にさせるけど、これでいいのだ、これがいいのだ。
 
【天井がまるで空の高さになった頃、このLIVEは終演する。】
 

 

【華村灰太郎 談】

 
ここまできたらもう何も言うまい!
ただ聴いてくれよ!聴いてくれよ
何度でも何度でも聴いてくれよ!
 
決定的に欠けていて、あまりにも余りある4人の存在の合体!
 
聴きながらあなたの中にたくさんのものがあふれ出しますように!
 
あなたのカラダも心も激しくダンス!しますように!!
 

【チューバ 高岡大祐 談】

 
「大阪でライブやるから対バンお願い」10数年前につの犬さんに声をかけられて友達とバンド組んで前座をしたら足元にいたアフロの兄ちゃんが大声をあげながら盛り上げてくれた。次を楽しみにしていたらそのアフロが「今晩は、華村灰太郎トリオです」さっき大声を上げすぎて枯れ果てた声で挨拶した。なんてアホや!そして会場を沸騰させる演奏。それから月日が経ち、数年前に渋谷でライブしていたら同じ声が「高岡!お前何してんだよ!」と叫んだ。灰太郎だった。誘われてトリオはカルテットになった。ワンホーンがtubaのイカれたロックバンド。毎回のライブが奇跡、というのも大ホームランか大三振しかない、今どきこんな後先考えないで演奏する奴いるのか・・・。あのライブを一枚の中に詰め込む事は可能か?という難題を超えた唯一無二のアルバムです。
 

【ベース 今福知己 談】

 
俺達は抜身だ
ギラギラした抜身だ
お前等も覚悟して聴け
鞘から抜け出して裸のままで走り出せ
叫びながら 泣きながら鼻水垂らして走り出せ
走り出せ
それはドンドンドンドン早送りになって
気が付けばお前はもう地に足が付いていない
振り返るな
慌てる事は無い
何故?
そうお前は翔んでいるんだ
お前は翔んでいるんだ
裸のままで走り出せ
鞘から抜け出し走り出せ
叫びながら走り出せ
泣きながら鼻水垂らして走り出せ
ほらご覧
地球があんなに小さく見えるよ
 

【ドラマー つの犬 談】

 
「この世界は狂人が支配している」とジョンは言った
子どもの頃から感じていた違和感や悲しみや苦しさ
その多くはボブたちの言う「バビロンシステム」の影響だった
 
そして今、崩壊が始まった!!
 
灰太郎が歌詞に忍ばせたメッセージやオレたちを鈍らせるものすべてを木っ端ミジンにする全力の叫び声が呼びよせたんだと思う
だからこれからはこの混乱をジタバタ生き抜くのがテーマだろう
ぼくはこのCDを聴いてくれ、感じてくれる人たちとこれからの混乱を生き抜き、励まし助けあう仲間になりたいと思います
 
みんなで新しい世界を見たいしそこで歌われる唄も聴きたいし、もっともっと突き抜けて楽しみたいからさ!!
 

【本作のレコーディングエンジニア 野口新 談】

 
次々起こる事件を全て飲み込んでゆくカルテットの無限を50分に繋げました。お好みの場所お好みの時間にお好みの分量でお楽しみください。
 

【本作のアートワーク全般 nahenahe 談】

 
ジャケットデザインは私、nahenaheが担当しました。ほれ灰太郎/なるほどポキン灰太郎/どこを切っても灰太郎…という金太郎飴仕様になっております。文字も絵も全部、灰太郎が筆ペンで描いています。写真は灰太郎の友人達が撮影したもので、どれもとても素晴らしい!表面は大阪・茨木のJACK LIONのステージ、中面はモロッコ・ジャジューカの空と子供達、裏面は沖縄の海に寄り添う灰太郎のギターと大阪のブラジルレコード屋ショヴィシュヴァ店内のカルテットメンバー。中面と盤面には、楽器を持ったKAIJYU-怪獣がいます。この絵は中野ブロードウェイのカフェで打ち合わせ中に即興で描いたものです。ほとんど一筆書き!これらの素晴らしいピースを組み合わせ印刷データにしてムジークロック若松氏に送るまでが僕の仕事でした。とにかく中身が狂ってる!ので外側も狂った感じにしたいと思って制作しました。ジャケットのメンバーの顔を見てください。いっちゃってるよね最高!名盤誕生!おめでとー!
 

 

【CAFEすずなり (ex.ノライヌcafe) まりこ 談】

 
大好きな華村灰太郎トリオが、カルテットになったと。やっとこさ見れたら……面白てずっとニヤニヤしてしもてたわ。
風穴空いてより自由になったかな〜〜て、もともとむちゃくちゃ自由やん。どんだけ自由やねん。笑
 

【浪花の灰太郎ファン Minako 談】

 
灰太郎カルテットのライブを初めて見たとき、高校生ロックバンドみたいだなあと思った。メンバーそこそこおじさんだし、技量はあるし場数も踏んでるというのに。とにかく楽しそうで、4人で一緒に音を出すことに夢中になってて、がちゃがちゃしてるとこが堪らなくカッコいい。
ライブ後に、カルテットのアルバムがあったらいいのにっ!って思ったのを覚えてる。
 
あれから2年半。ついについに灰太郎カルテットのアルバムが出た!しかもライブ盤!そう、ライブでこそ彼等の荒っぽくて繊細な魅力が、まさかっていうくらい溢れてくるのです。
 
聴いて!感じて!